インプラント IMPLANT

抜歯即時埋入

抜歯と同時にインプラント埋入する治療法です

当初は虫歯や歯周病で抜歯が必要と判断された場合においてインプラント治療は、抜歯後、骨の治癒を十分に待ってからインプラントを埋入するのが一般的でした。その場合、2回の手術を行わなければならず治療も長期間に及ぶため、その期間、噛めない、見た目が悪い等患者様に大きな負担がありましたが、我慢してもらっていた状態でした。

このような患者様の負担を軽減するインプラント治療法が「抜歯即時埋入インプラント」です。抜歯即時埋入インプラントとは、 抜歯をしたその日にインプラントを埋入する治療方法で、患者様の体の負担を大幅に軽減できます。高い技術力を要するため、治療できる歯科医院も限られています。


抜歯即時埋入の利点

  • 歯を抜いた日にインプラントを埋入するため、顎の骨を削る量が少なくて済むので、痛みが少なく腫れも少なくできる。
  • 抜歯とインプラント埋入の2回の手術が1回で済む。治療の期間が短縮できる。目安としては、4か月を0にするイメージ。
  • 歯茎の切開等を行わず、最小限の手術侵襲で行うので、傷口の回復が早い。


抜歯即時埋入の欠点

この方法は通常のインプラント手術と比べて非常に繊細で高度な技術を要します。インプラントの種類の選択、手術器具、埋入方向・深度等、手術前の詳細な計画とともに、的確に手術を施行する高度な技術が必要です。したがって、抜歯即時埋入インプラントは、すべての患者さまに対応できるわけではなく、経験のある歯科医師が適切に評価をしなければなりません。

下記の最低限の条件を満たす場合にのみ適用できます
  • 十分な骨の高さ、厚みがある
  • 周囲の歯が重度の歯周病に冒されていない
  • 大きな感染を起こしていない
  • 歯列不正やかみ合わせに大きな問題がない

よって経験のあるDrが患者様の状態を適切に評価することが最も大切です。

当院では抜歯即時埋入ができる患者様では、なるべくその方法をおすすめして患者様の負担を少しでも少なくするように心がけています


インプラントのFAQはこちら

抜歯即時埋入ギャラリー

厚生労働省によるHP運用基準により、患者さまの術前の状態をお示しすることはできません。
手術後からの経過になります。悪しからずご了承ください

1dayインプラント

従来のインプラント治療と違って、抜歯後に3か月待って、インプラント埋入後3か月待って仮歯が入るということではなくて、抜歯同日にインプラント埋入を行い、仮歯まで入るインプラント治療です。

症例①

左下4番目を抜歯して、その日にインプラント埋入し、スクリューとめの仮歯をセットしたところです(矢印)右は同日のレントゲン写真です。

手術から3か月後、最終のスクリューリテインジルコニアレイヤリングセラミクスセットした写真です。


施術名:抜歯即時埋入インプラント

抜歯即時埋入インプラントは、One day implant で、抜歯を行った同日にインプラント埋入し、仮歯までスクリュー固定します。抜歯後、生体の治る力を利用するコンセプトですので、体に負担が少ないです。

施術の副作用
抜歯をしてからしばらく待って、インプラント埋入する一般的な施術に比べて、高い技術力を要する可能性があります。固定がとりずらい場合があるので、術前の診断が重要です。全身状態や、局所の状態によっては、成功率を下げる可能性があります。すべての患者さまに適応できる治療ではありません。

施術の価格
469,000円~519,000円(税込 515,900円~570,900円)

症例②

右上1番インプラントです。抜歯後即日にインプラント埋入した。

3か月半後に、スクリューリテインジルコニアレイヤリングセラミクスをセットしました。


抜歯即時埋入インプラント

抜歯即時埋入インプラントは、One day implant で、抜歯を行った同日にインプラント埋入し、仮歯までスクリュー固定します。抜歯後、生体の治る力を利用するコンセプトですので、体に負担が少ないです。この患者さまのように、前歯部において高い審美性を要求される場合において、有効な治療法です。

施術の副作用
抜歯をしてからしばらく待って、インプラント埋入する一般的な施術に比べて、高い技術力を要する可能性があります。固定がとりずらい場合があるので、術前の診断が重要です。全身状態や、骨が少ないなど、局所の状態によっては、成功率を下げる可能性があります。すべての患者さまに適応できる治療ではありません。

施術の価格
469,000円~519,000円(税込 515,900円~570,900円)

インプラントのFAQはこちら

症例③

右下6番抜歯と同時にインプラント埋入を行い、同日に仮歯をセット。

2か月半後スクリューリテインジルコニアをセット。


抜歯即時埋入インプラント

抜歯即時埋入インプラントは、One day implant で、抜歯を行った同日にインプラント埋入し、仮歯までスクリュー固定します。抜歯後、生体の治る力を利用するコンセプトですので、体に負担が少ないです。

施術の副作用
抜歯をしてからしばらく待って、インプラント埋入する一般的な施術に比べて、高い技術力を要する可能性があります。固定がとりずらい場合があるので、術前の診断が重要です。全身状態や、骨が少ないなど、局所の状態によっては、成功率を下げる可能性があります。すべての患者さまに適応できる治療ではありません。

施術の価格
469,000円~519,000円(税込 515,900円~570,900円)

症例④

上顎右側1番抜歯と同時にインプラント埋入し、仮歯をセットしたところです。右は同日のレントゲン写真。

手術から3か月半後、最終のスクリューリテインジルコニアレイヤリングセラミクスセットした写真です。


施術名:抜歯即時埋入インプラント

抜歯即時埋入インプラントは、One day implant で、抜歯を行った同日にインプラント埋入し、仮歯までスクリュー固定します。抜歯後、生体の治る力を利用するコンセプトですので、体に負担が少ないです。この患者さまのように、前歯部において高い審美性を要求される場合において、有効な治療法です。

施術の副作用
抜歯をしてからしばらく待って、インプラント埋入する一般的な施術に比べて、高い技術力を要する可能性があります。固定がとりずらい場合があるので、術前の診断が重要です。全身状態や、骨が少ないなど、局所の状態によっては、成功率を下げる可能性があります。すべての患者さまに適応できる治療ではありません。

施術の価格
469,000円~519,000円(税込 515,900円~570,900円)

抜歯即時埋入が適応しづらい症例の一例

下の患者さまのように、歯肉にぷつっとした発赤がある場合、歯根破折をしている可能性があります。保存に努めるべく、顕微鏡を見ながら、コアを外してみると根尖部に向かって破折していました。

根尖部に向かって割れている場合は、抜歯が必要ですが、CTでみると、根尖部も近心部も骨が吸収しており抜歯と同時にインプラントをするには、固定がとりずらいです。
このように抜歯をする前の診断が重要です。この患者さまは抜歯を行い、数か月の待機時間を取ったのち、最小限の侵襲であるソケットリフト(上顎洞粘膜を挙上すること)を用いて、インプラント埋入を同時に行いました。

歯根破折症例

インプラントのFAQはこちら

インプラントってどんな治療法?

インプラント治療とは、顎の骨に人工の歯根(チタン製)を埋め込み、そこにセラミック歯など修復した歯を装着する治療です。これにより、自然な歯とほぼ同等の咀嚼運動(噛砕き、飲込む運動)や審美性を回復することができます。

ブリッジや入れ歯と違い、他の残っている歯に依存せず、自然な歯と同じように単体で歯を保つ事ができるため、最も自然な歯に近い治療法と言えます。

インプラント・ブリッジ・義歯の違い

インプラントによる治療法は、虫歯や歯周病または外傷などにより歯がなくなってしまった場合に、従来の入れ歯やブリッジの治療法とは違い、天然の歯と同じように強くて美しい歯を取り戻す治療法です。インプラントは従来の治療法に比べて、健康な歯を削ることがないため、他の歯に負担をかけることなく、見た目の美しさと噛む機能を回復する最良の治療法といえます。

技術革新とともに安全確実なスタンダード治療法が確立され、歯の欠損部への最も優れた治療法として、現在では全世界で治療が行われています。インプラント治療費は、自由診療であり高額ですが、審美的・機能的に優れた治療であり、 長い目で見たときに費用対効果が最も高い治療といえます。

ブリッジの治療法
メリット
  • 治療が簡単である

デメリット
  • 健康な歯を削るため両側の歯が弱くなる
  • ブリッジを支える歯にストレスがかかり弱る
  • 歯と歯ぐきの間に食べ物が入りやすく不潔
義歯の治療法
メリット
  • 治療が簡単である

デメリット
  • 強い違和感があり、中断者が多い
  • 歯や歯ぐきが傷みやすく周りの歯の寿命が縮む
  • 見た目が悪く、精神的なダメージがある
  • 安定感がなく、咀嚼能力が低い
インプラントの治療法
メリット
  • 噛み心地や機能、見た目が天然歯とほぼ同じ
  • 周囲の歯に負担がかからない
  • 長期使用が可能である
  • 隣の歯を削る必要がないため、両側の歯が弱くなることがない
    (負担が軽減される隣の歯が長持ちする)

デメリット
  • 費用がかかる(保険適用外)
  • 抜歯と同程度のリスクを伴う手術が必要

インプラントの本質

インプラントは欠損している歯の代役という大事な役割はもちろんですが、隣の歯を守る予防的役割を果たします。抜歯しなくてはいけない場合、何らかの治療方法を選択し修復することが必要です。インプラントを行わない場合は、隣の歯やほかの歯の負担が増え、将来的にその歯も失ってしまうことも多いのです。

当院のインプラント治療に対する考え方

当院では、インプラント治療を行ううえで以下のような理念、哲学をもっています。

インプラント治療の目的は、「噛めるようにする」「審美的な美しさをもとめる」だけでなく、それらを通じていかに患者様の健康で快適な生活に寄与できるかだと考えています。インプラント治療後、よく噛めて美味しく食事ができることで暴飲暴食をしてしまう方もでてきます。しかし、そのためにメタボリックシンドロームに陥ってしまっては本来の目的、目指す方向からは外れてしまいます。治療の前後で高精度体成分分析装置を用いてBMI、体脂肪率、基礎代謝量、体水分、たんぱく質、ミネラル等を検査し当院の常勤管理栄養士からのバランスの良い食事のアドバイスを受けていただくことによって、より健康的に人生を過ごしていただきたいと考えています。

インプラントのFAQ

インプラントについて教えてください。

歯科で用いるインプラントは、歯を失ったあごの骨(顎骨)に体になじみやすい材料(生体材料)で作られた歯根の一部あるいは全部を埋め込み、それを土台にセラミックなどで作った人工歯を取り付けたもので、一般的には人工歯根といいます。基本的には三つのパーツから構成されます。

顎骨の中に埋め込まれる歯根部(インプラント体)、インプラント体の上に取り付けられる支台(アバットメント)、歯の部分に相当する人工歯(上部構造)から構成されています。当院では、スクリュー固定式を用いることが多いですので、アバットメントと上部構造が一体になっていて、メインテナンスしやすいという利点があります。インプラント体の材質は生体親和性の高いチタンです。



インプラント治療の成功率は何%ですか?

インプラント埋入手術の成功率は、約98%です。ここでいう成功とは、上部構造が作成できる状態なっていることを指します。つまり、2か月から3か月の固定期間を経て、インプラントと骨が結合した状態です。またインプラント埋入後、歯科医師がインプラント及び術後経過が正常でないと判断した場合には、インプラントの除去、交換等を行う場合があります。このような場合でも治癒期間後に別のインプラントを再度埋入できます。

インプラント治療において成功率はかなり高いものですが、個々の患者様の状態は多様で、お一人お一人に対しての成功率を断言することはできないことが一般的です。また患者様が必要な日常のお手入れを怠っておられたり、インプラント治療の終了後(補綴物が入った後)のメインテナンスに来院されなかったりといった場合には思わぬ問題が起こるケースも考えられます。また患者様の現在または今後の全身状態や生活習慣(喫煙、大量の飲酒、糖尿病、免疫不全、放射線治療)、常用薬物の変化(ステロイド剤の服用など)によってインプラント成功率は下がる場合があります。

特に膠原病(自己免疫疾患)をお持ちの患者さまにとってインプラントを適応するかは、難しい判断になります。ステロイドを常用していることによって、将来、骨粗しょう症を発症する確率も高まっていますので、骨粗しょう症の治療薬とインプラントは相性が悪い場合があります。歯科医師と十分に相談して判断されるべき問題だと思います。



治療を行わないことによる
リスクを教えてください。
①顎の骨の吸収の進行が進む可能性がある。
特に取り外し入れ歯の不適合の場合の骨の吸収による安定性の悪化が問題です。
入れ歯の顎骨への負担は想像以上に大きいものです。たとえよく噛める入れ歯であってもそのかみ合わせの負担は歯の無い部分の顎骨で支えていますので、比較的早期に骨の吸収がおこり、入れ歯の安定にも悪くなり、最悪の場合、神経に触れてしまって、入れ歯を入れる事すら痛みのため、困難になる場合があります。こうなってしまっては、かなり治療は難しくなります。

歯がなくなるということは、歯槽骨を失うことです。歯槽骨とは、歯を支えている骨のことです。 上の写真は、歯がある場合(左)、歯がない場合(右)の模型です。

②不適切な咬合(かみ合わせ)による顎関節の負担
入れ歯の特性上かみ合わせもルーズですので、顎関節に遊びが生じて、調整を伴わない場合は、特に顎関節に変形を伴う変化が生じてしまう恐れがあります。痛みを伴う場合もありますので、入れ歯の問題ではなく、顎関節の問題で、食事が難しくなる恐れがあるということです。

③残っている歯の影響(加重負担、歯の倒れこみ、歯の拠出(歯が伸びてくる)
入れ歯や、ブリッジの治療は、残っている歯(残存歯)に必ず負担をかけます。その結果、残存歯が割れる、外れる、伸びてくる、抜ける等の問題がおこる場合が多々あります。

臨床データ
欠損歯(抜けてしまった歯)の隣の歯の予後(将来にわたって生存しているかどうか?)
①欠損歯を治さなかった場合の隣の歯の予後⇒10年生存率 81%
②欠損歯を義歯で治した場合の隣の歯の予後⇒10年生存率 56%
③欠損歯をブリッジで治した場合の隣の歯の予後⇒10年生存率 94%
④欠損歯をインプラントで治した場合の隣の歯の予後⇒10年生存率 99%以上

解説
③のブリッジは治した時に、かなり健全な状態の場合が多いので、見かけ上よく保存されているように見えますが、義歯で治すことを選択している場合は、欠損も大きく、もともとブリッジができないほど、悪くなっていることが考えることができます。またこれは生存率ですので、ブリッジの場合かなりぐらぐらしていても固定をされているから保存できているということで、もともとから悪くなった度合いでいうと、ブリッジはその構造上かなり問題がある治療といえることができます。特にブリッジは強く咬み合わせた場合、よじれる力がかかるので、歯の負担は大きく、セメントの内部崩壊もリスクとしてあります。

着目していただきたい点は、インプラントは欠損歯の隣を助けるということです。 つまり歯を保存する予防のために、インプラントが一番適切な治療ということになります。 欠損歯列という状態(歯が抜けている状態)は、高血圧や、糖尿病と同じくコントロールするべき慢性疾患ととらえています。欠損歯列になった原因を突き止めて、それに対してインプラント等を用いながら、欠損歯列が拡大していかないようにコントロールしていきます。そのためには、日ごろのブラッシングの技術を高め、歯の知識を増やし、メインテナンスをしっかり受けていただくことが最も重要なことになります。 糖尿病のコントロールで食事習慣を見直し、運動療法を行い、投薬で血糖を管理することとほぼ同じであると考えています。

インプラント治療におけるポイントは下記3点。
抜けている歯(欠損歯)の隣の歯の保存が重要である。
通常、欠損歯の隣の歯から欠損が拡大していく。
欠損歯の隣の歯をいかにして残していくかが重要である。


インプラントの耐久年数はどのくらいですか?
10年くらいは残りますか。

30年の学術的なデータは、まだ無いのですが、(きちんと統計学的な検討がされているもの)10年のデータはいくつか報告されています。インプラント(人工歯根部分)の10年生存率 84%~92%です。



インプラント治療をしたら、どのようなお手入れが必要ですか?またお手入れを怠った場合どうなりますか?

インプラントは虫歯でだめになることはないですが、歯周病の同じ病態でだめになることはあります。メインテナンスが適切になされていないと、インプラント周囲炎という状態になって、抜けてしまうことがあります。あくまでインプラントは人工物ですので、天然歯よりもより一層適切にメインテナンスが求められます。当院では定期的にメインテナンスに通っていただくようお話しさせていただいております。



インプラントは取り外し可能ですか?

上部構造は、取り外しが可能です。スクリューリテインの場合(当院はほとんどがスクリューリテイン)、スクリューホールからネジを外すことで取り外すことが可能です。セメントリテインの場合も仮着用のセメント(取り外しやすいセメント)で装着しているので、取り外すことができますが、取り外しにくかったりする場合もあります。

骨と結合しているインプラント本体部は、通常取り外す必要はありません。しかしなんらかの理由で歯科医師が取り外したいとき(炎症が起こっている。補綴の計画を変える等)に、取り外すことができることは、重要です。特殊な器具(フィクスチャー除去用)を使って取り外すことができますが、表面性状がHAのインプラントの場合は、困難な場合があります。



毎日の歯磨が苦手ですが、インプラント治療を受けてみたいのですが。

歯磨きが苦手で面倒くさいと感じている方でも、ある基準を満たす歯磨き技術と、歯を磨かないといけないという気持ちがあれば、可能です。しかし、面倒くさいと感じていて、歯を磨かない人は、インプラント治療を選択しないほうが良いと考えています。インプラント治療は、メインテナンスがきちんとできることも含めてインプラント治療です。一定の基準を満たすことができないブラッシング技術では、インプラントは長持ちしませんし、インプラント周囲炎になると、体にも負担がかかります。このような理由から、メインテナンスに非協力的な患者さまには、当院ではインプラント治療をお断りすることがあります。



インプラント治療にはどのくらいの時間が必要でしょうか?

状況によりますが、手術後2か月で最終上部構造まで装着できることを目標にしています。スクリューリテインの仮の歯は、インプラントオペ当日に装着できることが多いです。



インプラント(人工歯根ごと)がだめになった場合、再度インプラント治療は可能でしょうか?

可能です。一定の治癒期間(たいてい2から3か月程度)の後に再埋入手術を行うことができます。



抜歯してから1年以上経っています。インプラント治療は可能でしょうか?

可能です。歯を抜いて1年たつと歯槽骨(歯を支えている骨)が吸収しているので、抜歯をして即日にインプラント埋入手術を行うワンデーインプラントに比べて理想的とは言えませんが、1年以上たってもインプラント治療をすることができます。



25年前に抜歯しました。隣の歯が寄っていますが、インプラントは可能なのでしょうか?

可能です。プチ矯正(部分矯正)治療を行い、寄ってきた隣の歯を移動してスペースを確保して行う方法があります。もしくは、程度によりますが、隣の歯を少し削りスペースを確保することもあります。



歯科医師であれば誰でもインプラント手術できますか?

歯科医師免許の資格的には可能です。 ただきちんと行うには、専門的な知識が多く必要であると思います。



インプラント手術を受けてしびれてしまいしました。治りますか?

しびれるとは、インプラント埋入手術の際、下顎の下歯槽神経まで影響を及ぼしてしまったということだと思います。きちんと手術計画を立てて、正確に手術を行えば、ほぼ起こりえないことだと思います。しびれてしまった場合、なるべく早くインプラントを撤去して、投薬等の処置を行う必要があると思います。処置が早く、影響の程度が少なければ、完治することが多いと考えています。



インプラントの種類を教えてください。

インプラント体に関していうと、コンセプトによってインプラント体の形状もいろいろなデザインがあります。歴史的には、ブレード型や骨膜下インプラントなど、いろいろありましたが、現在は歯根型のインプラントが主流です。性状は、チタンとHAタイプに分かれます。チタンインプラントが主流ですが、HAインプラントは初期固定が早いという特徴があります。上部構造で言うと、主にスクリューリテインとセメント固定に分かれます。一般的には、症例に応じて使い分けをしますが、当院では、ほとんどがスクリュー固定を採用しています。



歯科医院によってインプラントの種類が違うようですが、靖正会ではどのようなインプラントを使用しているのでしょうか?

世界トップシェアのノーベルバイオケアインプラントと、世界4位のオステムインプラント、ハイオッセンインプラントと、スクリューの必要のないバイコンインプラントを使用しています。 いずれも製品性能が優れております。患者さまに選んでいただくことが可能です。(症例に応じてどちらかをお勧めする場合もあります。)



インプラントの材料は何ですか?

チタンインプラントとHAコーティングインプラントがあります。



インプラント治療のメリットを教えてください。

①よく咬める
②他の天然歯を咬合負担から解放し、助ける
③審美に優れる。

特に②の「他の天然歯を助ける」という観点で、今後他の歯がだめになりにくくないという口腔内全体に対して予防の意味合いが重要です。入れ歯やブリッジだと他の歯に負担が多くかかります。 それに伴って、残っている歯がだめになりやすくなります。インプラントは独立して、咬合の荷重を負担することができますので、他の負担がへり、結果他の歯が保存しやすくなります。



インプラントのデメリットを教えてください。

①手術が必要であるということ。
②厳密なメインテナンスが必要であること。



手術はなるべくしたくないのですが、即日インプラント(当日入るインプラント)治療は可能でしょうか?

当院では、なるべくワンデーインプラントをお勧めしています。つまり、抜歯をした日にインプラントを埋入して、仮の歯までいれる方法です。理由は、抜歯をしたあと、当日にインプラント埋入することによって、体が治ろうとする力を利用できるからです。抜歯をして数か月待ってからインプラント埋入する方法よりも、審美的に治ることが多いです。仮の歯を同日に入れる理由は、歯肉の治ってくる形をコントロールできるからです。理想的な歯肉の形態に近づけることができます。

理想的な歯肉の形態は、清掃性も高く審美的です。ただワンデーインプラントは通常、技術的に難易度が高く、特にインプラントの固定がとりづらいので工夫が必要です。また、重度の歯周炎や、歯の根の周囲に感染病巣が大きく存在する場合は、ワンデーインプラントは、できません。通常の抜歯を行って、2か月から数か月待っていただく方法で行います。



インプラントを長持ちさせる方法を教えてください。

術者側(歯科医院側)は、適切な治療計画とインプラントの埋入位置を正確に行い、上部構造を清掃性の高い形態にして、歯科衛生士がしっかりと炎症が起こりづらいようにコントロールすることです。患者様側は、通常の歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシなど清掃道具を駆使して、適切に清掃を行っていただくことです。2から3か月に一度の歯科医院のメインテナンスを欠かさず来院していただき清掃指導、チェックを受けてください。その際、清掃、炎症のコントロールだけでなく、

3点のチェック事項
①かみ合わせ
②隣接歯とのコンタクト
③プロービング時の出血の有無

を術者側(歯科医院側)がチェックし問題があれば、その都度対応してもらうようにして下さい。 当院でもそうですが、一般的な医院においてもインプラントの補償は、定期通院を行っていただく条件が付いていることが多いです。
繰り返しになりますが、インプラント治療は定期的なメインテナンスとチェックがあって初めて成り立つ治療です。自己判断で、メインテナンスとチェックの必要がないと感じておられる患者さまには、本来補償についても、インプラント治療はメインテナンスとチェックが行うことができている状態で、インプラント治療は成立していますので、その前提が行えていない場合は、補償もしかねるという考え方です。また、この点は非常に大切ですので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。



骨量が少なくてもインプラント治療できますか?

当院では、骨量が少ないという理由でインプラントが困難であると診断するケースはほとんどないです。GBR、ソケットリフト、スプリットクレスト、オールオン4、オールオン6などの技術をもちいて、インプラント埋入を行っています。またワンデーインプラントも骨移植を最小限にするための有効な技術と考えています。



インプラントの代わりになる治療は、ありますか?

ブリッジ、義歯です。残存歯に負担をかけない治療はインプラントしかありませんので、そういう意味では、代わりになる治療はありません。



上下総入れ歯です。治療するには何本インプラントが必要ですか?

患者さまの状態によりますが、下顎の場合、IOD(インプラント支台オーバーデンチャー)で最低2本、上顎の場合、IODで最低4本です。このIODは、総義歯を安定するために使うインプラント治療で、完全な固定式ではありません。オールオン4(完全固定式)では、下顎は4本、上顎は6本からです。前歯と、臼歯を分割して固定する方式では、下顎は6本、上顎は7本からとなります。



1回法と2回法について教えてください。

インプラント治療には、一次手術(インプラント体を骨に埋入し、歯肉を縫合して閉創すること)と二次手術(インプラント体とアバットメントを連結して、歯肉を貫通させ口腔内に露出させる)があります。1回法の場合は、一次手術と二次手術を同時に行うイメージで、一次手術の時に、閉創せずに、アバットメントを連結することで、一回で手術を終わらせる方法です。現在では、こちらの方が主流になっており、ヒーリングアバットメントを装着します。

2回法は、従来通りのやり方で、2回に分けて、手術を行います。現在では、固定が悪いなど、条件が悪い場合に稀に用いることがあります。当院では1回法をさらに進展させ、インプラント埋入と同時にアバットメントと仮歯を装着し、審美性を追求する方法をとることが多いです。(ワンデーインプラント)



インプラント治療を受けると、自分の歯と同じように噛めますか?

インプラントの材質そのものがとてもよくなっています。強度的にも生物学的側面から考えても、自分の歯と同じように、負荷をかけても大丈夫です。しかしかみ合わせの与え方はとても重要です。 自分の歯は、歯根膜があり、咬んだ感覚があります。インプラントには、歯根膜がありませんので、自分の歯と同じような感覚で咬めるということは、少し違います。自分の歯と同じように噛めることはできるけど、その噛んだ時の感覚は違うということです。



インプラント治療をしたら生活にどのような変化が生まれますか?

人それぞれだと思いますので、参考までに、という但し書きをしたうえでお答えします。 奥歯で咬める喜びというものは何物にも代えがたいと表現される患者さまもおられます。医学的に言うと、しっかり咬めるということは、認知症になりづらいデータもあります。咬める喜びを取り戻して、豊かな人生を歩むことが可能だとしたらとても素敵なことですね。

また前歯部の審美インプラントに関しては、笑顔に自信が取り戻せた等、快活に笑うことができることによって、自分に対する自信や、他者に与える影響が変化したと感じられる患者さまもおられます。若いとき、もしくは歯があったときに、普通だと思っていた「咬める」ということを取り戻すことによって、若返った感じがする。とてもうれしい。等たくさんのお声を頂戴しております。



インプラントはどのくらいもちますか?

30年の学術的なデータは、まだ無いのですが、(きちんと統計学的な検討がされているもの)10年のデータはいくつか報告されています。インプラント(人工歯根部分)の10年生存率84%~96%です。インプラントがダメになる場合の多くは、10年以内に起こることが多いとされていますので、10年もてば、その後はそんなに悪くなることは少ないのではないかとは言えると思います。



一度入れたインプラントがだめになったら、再度インプラントはできますか。

骨移植や、インプラント径を変更することで多くの場合、再度インプラントが可能です。しかし、ダメになった原因をしっかり考察し、しっかり対策を行ったうえで、再度行うことが肝要かと思われます。50歳代でインプラント治療を行い、80歳代で、インプラントがダメになった場合、全身的な理由で、不可能ではないけれどリスクがあるといった場合、患者さまとの話し合いの中で、インプラント治療を再度選択しないということは、比較的多くあることと存じます。局所の理由では、インプラントを再度埋入できるけれど、全身的な理由でやらない場合はあると思います。



インプラントをすることで、骨に悪影響を及ぼすことはありますか。

通常の場合は問題ありません。あえて申し上げるなら、一部の膠原病、骨粗しょう症にてステロイドを服薬している場合、骨の代謝が変化し、骨密度が低下してきて、骨粗しょう症の薬を服薬している場合は、低い確率ですが問題が出る可能性があると思います。



かみ合わせは大丈夫ですか?人工物なので不安です。

自分の歯にセラミックをいれてかみ合わせをさせるときと、基本的には同じかみ合わせを与えますが、その方本来持っている条件で多少変えます。つまり天然歯の条件と、インプラントの条件で、どちらが、過重負担に耐えられそうか?等を考慮する必要があります。天然歯が軽度の動揺がある場合は、インプラントに対する負荷を多少大きくする等の調整が必要ということです。

時がたつにつれて、インプラントと、天然歯の動き方が違うので、調整は常に必要です。天然歯は生涯動き続けます。インプラントは、基本動きません。(症例によっては、明らかに動いていると観察できる場合もありますが、よくわかっていません。)このように、挙動が違うので、メインテナンス時に確認し、必要であれば、随時調整を行っていきます。また調整がしやすい、設計とデザインを最初から行っておくことも重要だと考えています。



将来、体に悪影響を及ぼすことはありますか?

インプラント周囲炎を起こさない限り、問題を起こすことは、ないです。生体親和性がとても高く、アレルギーや、それに続く炎症反応はほとんどありません。しかし現在、議論されている問題は、将来ご自身で歯を磨くことが難しくなった場合どうするのか?という問題です。

磨きづらくなった場合は、天然歯でも、虫歯が急速に進行してかぶせが取れたり、歯周病が進行して、グラグラしたりと問題が起こりますので、インプラントには、虫歯は起こりませんが、歯周病と同じ病態であるインプラント周囲炎は起こります。インプラント周囲炎になってしまって、放置していますと、骨に負担がかかる状態で、全身的にも軽微とはいえ、負担はあります。その場合、インプラント上部構造を外して、インプラント体を歯肉の下に隠してしまうという方法があります。これだと、インプラント周囲炎の影響は、ありません。

もしくは、ブリッジタイプのインプラントや単冠のインプラントは、その上部構造を変更することで、管理しやすくすることもできます。つまり上部構造を外して、ロケーターと呼ばれる維持装置に付け替えて、それに義歯を安定させることです。これであるなら、義歯を外して、義歯を洗浄すれば、清潔ですし、インプラントロケーター部は、比較的ブラッシングが介助の方がしやすいので、管理が容易です。
人生のライフステージによって、インプラント上部構造の形態を変えていくことは、これからのインプラント治療にとって重要なテーマであると思います。



インプラントは一生入れたままでも良いのですか?途中で抜いてしまう場合もありますか?

インプラントは炎症がなければ、生体に適応していますので、一生そのままでも、大丈夫です。しかしインプラント周囲炎は注意すべきです。インプラント周囲炎が管理できない場合は、抜いたほうが良い場合があります。チタン製のインプラントは抜くことができるのでその点でも安心です。



インプラントが歯周病になってしまった場合どうしたらよいでしょうか??

インプラントが歯周病になった状態は、インプラント周囲炎といいます。治療方針はいくつかあります。原因ごとに対応が異なりますので、ケースを下記に挙げます。

①ブラッシングが行き届いておらず、プラークの付着が多い場合
⇒ブラッシング指導を行い、清掃を徹底します。

②上部構造の形態が悪く清掃性が損なわれており、
インプラント周囲炎になっている場合
⇒上部構造を取り外し、清掃性が確保された上部構造を再製します。

③インプラントのラフサーフェス(骨と接する疎な面)が露出している場合
⇒薬剤を用いながら機械的に清掃し、骨移植を行い回復させる。
⇒薬剤を用いながら機械的に清掃し、表面を研磨する
⇒上記に合わせて、歯周組織の移植を行うこともある。

④インプラント周囲炎の程度がひどく、上記で解決できない場合
⇒インプラント自体を抜去します。
再度インプラントが可能な場合は、インプラント再度埋入するか、いったん骨移植を行い、待機後再度埋入する。



インプラント治療がうまくいかなかった場合、返金はありますか?

インプラント施術から3年間は、当院の補償で、無料で再治療かもしくはそれに準じる治療を行います。 3年から10年の間は、ガイドデント補償(外部の補償機関による補償)にて無料で再治療もしくは、それに準じる治療を行います。 特に、上部構造をセットすることなくインプラントが抜けてしまった場合で、インプラント治療を再度行うことを、患者さまにて拒否された場合は、一部費用(8万円を差し引いて)返金します。



インプラント治療費を分割で支払うことは可能でしょうか?

可能です。担当医にご相談ください。



インプラント治療費の支払いに対してローンを組めますか?

オリエンタルコーポレーションと提携してデンタルローンを提案することが可能です。



クレジットカードは使用できますか?

使用できます。使用できるカードは(料金案内ページの下部に記載しております。https://www.d-5454.com/price/)また、Paypay(バーコード決裁)も使用可能です。



医療費控除は受けられますか?

可能です。医療費控除については、別ページに案内がありますのでそれを参照ください。



インプラント治療が成功しなかったら場合の対応は?

骨移植や、インプラント径を変更することで多くの場合、再度インプラントが可能です。しかし、ダメになった原因をしっかり考察し、しっかり対策を行ったうえで、再度行うことが肝要かと思われます。



治療期間はどのくらいかかりますか?

ワンデーインプラントでは、抜歯と同時にインプラント埋入するので、治療期間が短縮できます。埋入から最短2か月半で、上部構造がセットできます。もうすでに抜歯されている部位であれば、同様に2か月半で最短セットできます。これから抜歯を行う場合は、追加で2から3か月程度時間がかかります。抜歯をしてある程度治癒してからインプラントを埋入するためです。



インプラントの手術後、歯が入るまでの間は歯が抜けた状態なのでしょうか?

通常は仮歯を入れることができますので、ご安心ください。



インプラント治療の通院は何回でしょうか?また術後はどれくらいの頻度で通院が必要でしょうか?

①手術
②翌日もしくは、数日の間に消毒
③1週間後抜糸
④1か月後経過観察
⑤2か月後印象
⑥2か月半後セット
と少なくとも6回です。



保険は適用されますか?

健康保険適応外治療となり、保険は適用されません。



人工の歯(上部構造)が壊れることはありますか?

稀にあります。その場合は修理や再製で対応可能です。



インプラントの相談をしたいのですが、相談料はおいくらでしょうか?

当院では相談料無料です。お気軽にご相談ください。



年齢制限はありますか?

基本的に、年齢という概念で制限はありません。89歳の方にインプラント治療を提供した経験があります。個々の方の全身的な状態により判断しています。



インプラント治療において男女の差はありますか?

男女差はありません。



喫煙者です。インプラントはできますか?

できます。しかし成功率が多少下がるという報告がほとんどです。



歯がまったく無い場合でも、インプラント可能ですか?

可能です。インプラントオーバーデンチャー、インプラントブリッジ オールオン4、オールオン6いろいろなバリエーションで対応可能です。



交通事故で歯をなくした場合でも可能でしょうか?

可能です。骨の状態に応じて骨移植が必要な場合が多いと思います。



インプラント治療が適しているのはどんな人ですか?

口腔内の清掃状態が安定している方が適しています。



インプラント治療が受けられない人は、どんな人ですか?またリスクがある人はどのような人ですか?

◆治療が受けられない方
寝たきりの方や、著しく全身状態が悪い方、口腔内の清掃状態が悪く、改善が難しい方

◆リスクがある方
喫煙、糖尿病、膠原病、骨粗しょう症によりビスフォスフォネート製剤を投薬、注射されている方(投薬、注射されていない方は大丈夫です)



歯周病でも大丈夫ですか?

歯周病が顕著にみられる場合は、インプラントする場合には注意が必要です。 歯周病菌をコントロールしてインプラント周囲炎を起こさないように十分に管理が必要です。しかしきちんと管理を行えば、インプラント治療は適応可能です。



糖尿病でも大丈夫ですか?

糖尿病の病態は、全身的にいうと末梢の循環不全(つまり血液が体のすみずみまでいきわたりづらいということ)です。よって、なにか問題が生じたときに、きちんと免疫応答が起こりづらかったりするので、炎症等が起きやすい状態です。

つまり、インプラントにとってもインプラント周囲炎を起こしやすい状態にあるといえるので、管理をしっかり行うことが重要です。HbA1cという糖尿病の目安の数字がありますが、8程度までは、患者さまの状況に応じて適応可能だと考えています。それ以上の数字の場合は、糖尿病のコントロールをしっかり行ってからインプラント治療を考えるという考えです。



金属アレルギーは大丈夫ですか?

インプラント治療において、金属アレルギー等の問題は考慮しないでよいと考えています。



交通事故による骨折で歯を失いました。インプラントは可能ですか?

交通外傷の場合、同時に骨が喪失しているケースも多いので、骨移植を併用したりするケースもあります。インプラント治療は、外傷の問題こそ解決しやすいと考えます。つまり他の治療方針では、なかなか適切に治癒させることが難しいです。



リウマチでもチ大丈夫ですか?

リウマチの急性期でなければ、可能です。



手術の際、入院が必要ですか?

局所麻酔で、可能です。入院は、必要ありません。静脈内鎮静法を併用する場合、付き添いの方が必要になる場合があります。



骨に穴をあけても大丈夫ですか?

大丈夫です。穴をあけた部分にインプラントを埋入するので、痛みもほとんどありません。



家族同伴での通院は可能でしょうか?

もちろん可能です。



手術はどんなものですか?

局所麻酔で可能です。インプラント埋入1本あたり、約15分程度で終わります。手術の侵襲は、およそ普通の抜歯と変わりないです。



手術中、家族の立会いは可能でしょうか?

特別な事情がある場合可能ですが、清潔域の確保のため一般的にはお断りしています。



どんな麻酔を使用しますか?

浸潤麻酔といって、手術の部位の周りに局所麻酔で行います。



手術は痛みますか?

完全に麻酔が効いたのを確認してから手術を行いますので、手術中に痛みを感じることは、ないです。少しでも痛いと感じた場合は、麻酔の量が足らないので追加して完全に痛みがない状態で行います。



鎮静下で手術を行うとはどういうことですか?

点滴を腕から入れて、その中に静脈麻酔剤を少量コントロールしながら投与します。 寝ているような状態で、呼びかけると返事ができるくらいの麻酔深度で行います。 健忘作用があるので、手術中のことを覚えていないことが多いです。 いずれにしても、ボーとしているような状態で手術ができるので、患者様にとってとても楽です。



手術時間はどのくらいかかりますか?

インプラント埋入1本あたり、約15分程度で終わります。



4本のインプラントを予定しています。当日は合計でどれくらい時間がかかりますか?

4本程度埋入する場合で、一時間くらいです。



手術中はずっと口を開けたままでしょうか?

途中休みながら行います。ご自身でお口をずっと開けておかなくてもよいように、開口器(お口を自然と開けておける器具)を使用することもできます。また長くなる場合は、トイレに行っていただくことも可能です。



手術後、いつから旅行に行けますか?

埋入の本数にもよりますが、1本なら、翌々日から可能です。



手術後、腫れたりしませんか?

ほとんどありませんが、術前の状態によって、少し腫れる方もおられます。



後遺症はありますか?

後遺症と呼べるかわかりませんが、理論上、下顎の臼歯部に埋入する場合、下歯槽神経を傷つけると下唇の感覚が鈍くなります。 CT等で評価して、ガイドサージェリー(術前のシミュレーション通り手術を行うやり方)を行うことで、その可能性をなくすことができます。



手術当日に仕事はできますか?

埋入の本数にもよりますが、埋入本数が1本なら軽作業できます。



手術の翌日に仕事はできますか?

特に指示はしていません。患者さまの仕事内容によって、患者さまに判断していただいています。



手術当日の運動や食事は大丈夫ですか?

運動は控えてください。食事は手術部位でかたいものを食べることは控えていただいています。



手術当日に入浴はできますか?

お風呂は控えていただいて、シャワー程度でお願いしています。温まることによって、血流が良くなり、痛みが出ることがあるからです。



手術後、麻酔はどれくらいで切れますか?

麻酔をしてから3時間程度できれます。



インプラント手術当日の夜に痛みがでた場合はどうしたらよいでしょうか?

痛みが出る患者さまはほとんどおられません。 術後に軽い痛み止めは3日間飲んでいただいています(カロナール) それでも痛みが出る場合は、稀ですが、痛み止めを追加(ロキソニン)で服薬していただくことによって、痛みはほとんど感じなくなります。



手術後に歯磨きはできますか?

歯磨きはできます。手術部位に関しては、うがい程度にしていただくように指導させていただいています。



手術後にお化粧はできますか?

できます。



食べ物で気をつけるものを教えてください。

手術部位で、かたいものを咬んでいただかない限りは、大丈夫です。 お酒は当日控えていただくように指導させていただいています。



インプラント手術後の注意事項教えてください。

◆お薬を決められたように服薬していただくこと
・手術部位でかたいものを咬んだりしないこと
・手術部位を舌で頻繁に触らないこと
・運動、飲酒、入浴を控えること
・安静にしていただくことが望ましいです。



手術後、外見上の変わることはありますか?

ごくまれに、腫れるようなことがありますが外見上にほとんど現れません。内出血が目立ちやすい患者さまにおいては、稀に手術部位に該当する顔の部位に内出血が現れることがあります。



インプラントの場合、通常の歯磨きとの違いや気を付けることはありますか?

手術直後の歯磨きは優しくして下さい。歯磨剤は、荒い粒子が入っているものは控えてください。



インプラント専門の先生がいるのでしょうか?

います。総院長は国際インプラント学会認定指導医で、日本口腔外科学会認定専門医です。



今の歯科医院で上顎のインプラントはできないと言われましたが、相談したいです。

当院において、骨の不足によってオペができないということは、ほとんどないです。 工夫を行い、手術ができるように考えます。お気軽にご相談ください。



今通っている歯科医院ではインプラント治療をしておりません。インプラントを施術してもらった後、今通っている歯科医院に戻るのは可能ですか?

可能です。術後はインプラントに関与した部位について当院でメインテナンスさせていただきますが、それ以外の部位は、今通っておられる先生のところで、メインテナンスもしくは治療を行っていただくことが可能ですし、実際そのような患者さまも何人かおられます。



インプラントはどこの歯科医院で埋入すればいいですか?どのように判断すればいいですか?

設備と症例数で判断することをお勧めします。



引越ししてきましたが、他院で行ったインプラントのメインテナンスをしてもらえますか?

もちろん可能です。そのような患者さまも多数おられます。



インプラントした後に転勤などで通えなくなった場合はどうしたらよいですか?

定期的に診察に来ていただけたらそれが一番良いと思いますが、それが難しい場合、全国に1000医院以上(2019年夏現在)あるガイドデント提携歯科医院から紹介先を選定させていただきます。そのうえで患者さまに選んでいただき、メインテナンスを通っていただくことになります。



アクセス・診療スケジュール Access / Schedule

医療法人靖正会 にしさんそう歯科 ナカムラクリニック
〒 571-0057 大阪府門真市元町27-3
TEL 0120-74-5454 06-6906-5454

※土曜は8:30〜17:00の診療となります。
休診日:日曜日・祝日
尚、最終受付時間は診療時間の1時間前になります。

アクセス