- にしさんそう歯科 ホーム
- 小児歯科
小児歯科への想い
総院長である中村は、口腔外科医、補綴医としてインプラント治療に携わらせていただいておりますが、だからこそ感じるのが小児からの予防の重要性です。やはり病気には原因がありますので、その原因を可能な限り取り除くことです。それには、幼少期から歯科医院にかかり、虫歯にならないことが当たり前にしなくてはなりません。15歳までにかみ合わせの不正を治すことがとても重要だと痛感しています。
かみ合わせが悪いと、虫歯になりやすくなりますし、口腔内の清掃も難しく、管理がとても大変です。小学校低学年までにかみ合わせの以上が見つけられたら、より少ない負担(時間も費用も)で治療を開始することが出来ます。また6歳でそのかみ合わせの以上がある子供は実に40%もいて、そのうちわずか10%しか矯正治療を受けていないことがわかっています。
異常があって治療を受けていない90%のお子様になんとか治療を受けてもらって、その子の生涯のリスクを少なくすることに努力したいのです。特に受け口や、顔の非対称、がたがたの歯並びは、歯周病や虫歯のリスクが高まり、お年を召されてから高い確率で歯が抜けてしまいます。このような情報、教育はとても大切だと考えています。
笑顔であふれている医院を目指しています!!
お子様が来院されたら、まずはご挨拶。
「学校で何かいいことあった?」ユニットに座っていただき、チェック。
- ブラッシングはできていましたか?
- 裏側もちゃんと磨けていましたか?
- フロスの使用状況はどうですか?
- シーラントは外れていませんか?
- 生え変わりの状況はどうですか?
フッ素の予防塗布だけが目的に来院するのではなく、歯科医院が楽しく、親切な先生やお姉さん達に会いに来る。
スムーズに永久歯に生え変わり、きれいに整列した状態で15歳を迎え、一生きれいな状態を保って、親になっても子供を連れてきたくなる。世代を超えて歯科健康文化が広がっていくことを願っています。
治療の種類
フッ素ってなに?
フッ素とは、飲料水や様々な食品にも含まれているもので、私たちの普段の生活にもあります。フッ素は「むし歯になりにくくするお薬」として歯科でも使われています。
フッ素の効果
- 歯を強くする……………フッ素が歯に取り込まれ、虫歯に強い歯を作ります
- 再石灰化を促進する……自然治癒が可能な初期の虫歯の治癒を助けることができます
- 虫歯を抑制する…………フッ素が歯垢に入り、歯を溶かす酸が作られるのを抑えます
フッ素の使い方
- 歯科医院で行うもの:高濃度のフッ素を定期健診に合わせて塗布します。
- 家庭で行うもの:フッ化物でブクブクうがいをし洗口します。
(歯磨剤やジェルは市販品より歯科専売品がお勧め!)
シーラントってなに?
生え変わった永久歯の奥歯の溝にフタをするようにシーラントで埋めます。歯の溝が深いと歯磨きでは汚れを取り切れず、虫歯のリスクが高まります。それを予防するのにシーラントは効果的ですが、絶対に虫歯にならないものではありません。
年齢に応じた治療
6ヶ月~1歳
このころから子供の歯(乳歯)が上下の前歯から生えてきます。生える順番や時期には個人差があります。乳歯が虫歯になってしまうと、生え変わる大人の歯(永久歯)にも影響が出てしまいます。生えたての歯はとても虫歯になりやすいので、家庭での注意が必要です。初めての歯磨きはブラシではなく、ガーゼや布拭くことから始めましょう。
1歳~3歳
おおむね3歳頃に全ての乳歯が生えそろいます。全部で20本あります。乳歯が虫歯になってしまうと、生え変わる大人の歯(永久歯)にも影響が出てしまいます。乳歯の状態からしっかりと磨き、きれいな状態を保つことが大切です。乳歯の虫歯が永久歯に影響することを「ターナーの歯」と言います。乳歯が虫歯になり、根っこの先まで進行すると、その下で育っている永久歯の発育不全を起こしたり、歯の表面が黄褐色になったり凹んだりと影響してしまいます。
3歳~6歳
6歳頃から永久歯に生え変わってきます。これを6歳臼歯とも言います。噛む力が強く、永久歯の中で一番大きい大切な歯です。永久歯からは生え変わることがないので、この大切な歯は特に大事にしなければなりません。この時にシーラントで特に虫歯になりやすい溝の部分にフタをして、予防をするとよいでしょう。よい歯磨き習慣をつけるためにも、この頃は歯磨きをチェック、必ず最後は仕上げをしてあげてください。
6歳~9歳
永久歯と乳歯が混ざり合う混合歯列期です。大きな永久歯と小さな乳歯があると段差が付きやすく磨き残しが出がちです。また、生えたての永久歯は虫歯になりやすく、永久歯がすき間なく生えることで歯ブラシが届きにくいことも多いので、フロスや糸ようじなどを使って、歯と歯のすき間もしっかりと磨く習慣をつけてあげてください。
9歳~12歳
個人差はありますが12歳までに全ての歯が永久歯に生え変わります。カラダも成長し活発な時期ですが、正しい歯磨き習慣を続けることと、奥歯のシーラントやフッ素塗布でしっかりと予防してあげたい時期です。
キッズタイム
お子さんが泣いてしまったり、うるさくして他の人に迷惑がかかってしまうと不安な方の為に、当院ではキッズタイムを設けています。月に数回ですが、院内の音楽を子供向けにして、ぬいぐるみ等でお出迎えします。楽しい歯科医院を演出し、お子さんの不安や恐怖心を取り除くことに努めています。キッズタイム中はお子さん優先でご予約をお取りしていますので、親御さんも安心して来院できます。
※毎月第二・第四金曜日の16:00~17:00です。
イベント
当院では、お子様に歯科医院が好きになってもらうためのイベントを年に数回実施しています。夏祭りではスーパーボールすくいなどのゲームやフッ素の実験をしたり、クリスマス会ではキシリトールを使ったおやつ作りなど、楽しい内容が盛りだくさんです。
子供の予防歯科Q&A
同じ箸はダメなの?
生まれたての赤ちゃんには虫歯菌はいません。多くはご両親の唾液を媒体に細菌感染してしまうのです。箸やスプーンはお子様専用に用意し、極力大人からの感染を避けてあげてください。
歯磨剤を嫌がってしまいますが、必ず使いますか?
フッ素入りの歯磨剤を使用するのが望ましいですが、無理強いはよくありません。
嫌がるお子様には使用せずに、徐々に慣れるといいですね。
仕上げ歯磨きは何歳まで続けるの?
小学校を卒業するまでは続けてあげてほしいです。成長すると恥ずかしがるかもしれませんが、お子様の歯磨きだけでは大切な永久歯の奥歯に汚れがのこり、虫歯の原因になってしまうかもしれません。