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中村総院長ご挨拶
当院では、お子様からお年寄りまで、患者様お一人お一人のお口の健康に対する思いをじっくり伺い、その方に応じた最良の治療を受けていただけるよう努力しております。また、お口の健康を損なう前に健康を管理する「予防歯科医療」を重視しております。
「虫歯になったことがない」
「歯が抜けてしまったことがない」
「歯を削ることなんてあるの?」
・・・そういった未来を創っていきたいと考えています。
総院長プロフィール
所属学会
- (社)日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医 1728
- 国際インプラント学会(ICOI)指導医(Diplomate)
- (社)日本口腔インプラント学会会員 5594
- 日本顎関節学会会員 143301
- 大阪SJCD会員
- 5-D JAPAN会員
- 床矯正研究会会員
- SSCJ会員
- 盛和塾大阪塾生
略歴
1992年 | 大阪府立春日丘高等学校卒業 |
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1998年 | 広島大学歯学部卒業 |
1998年 |
・京都大学医学部附属病院歯科口腔外科にて、数々の偉大な先生に直接指導を受け口腔外科診療の基礎を学ぶ。 ・同時期に医学部付属病院麻酔科にて9か月間、全身麻酔(約200例) ・全身管理診療に従事する。 |
2001年 | 松江市立病院歯科口腔外科にて嚢胞、骨折、顎関節症、口腔癌、顎変形症、 インプラント等の口腔外科疾患に対して治療を行う。 また一般歯科、審美歯科、矯正歯科にて従事。 |
2003年 |
・洛和会音羽病院京都口腔健康センターにて顎変形症の診断、手術を主に担当する。 また骨移植を含むインプラント治療を専門に行う。 ・2年間バイコンインプラントシステムのインストラクターを務める。 ・歯科医師臨床研修指導医取得する。 |
2005年 |
・医療法人佳晴会 綾園歯科にて院長に就任。 ・これまでの口腔外科診療の経験にくわえ、一般歯科、小児歯科、 矯正歯科、 インプラント治療、歯牙移植手術等、幅広い診療で、地域歯科医療に従事する。 |
2008/11/01 | にしさんそう歯科ナカムラクリニック開院 |
2012/01/01 | 医療法人靖正会にしさんそう歯科ナカムラクリニック設立 |
2012/02/01 | 医療法人靖正会萱島駅前歯科クリニック開設 |
2012/12/01 | 医療法人靖正会守口駅前歯科クリニック開設 |
国内研修履歴(近年)
- SJCDレギュラーコース(Dr Honda他)
- FIDI ベーシック、アドバンスコース(Dr Hayashi 他)
- パーシャルデンチャー・テレスコープシステム実習コース
(IPSG包括歯科医療研究会) - 日吉歯科オーラルフィジシャンセミナー(Dr Kumagai)
- 早春塾13期、14期、15期(Dr Hayashi,DrTakeda)
- ドーソンアカデミィ(Dr Hatano)
- MIC academy (Dr Miyoshi)
- UCLA Endodontic Mentorship Program
(Dr Mo Kang,Dr Shane White,Dr Shimizu) - SSCJ digital smile design (Dr Christian Coachman)
- SSCJ treatment planning (Dr Gerard Chiche)
- SSCJ implant (Dr Shiratori)
- SSCJ 接着歯学(Dr Imazato)
- PDセミナー (Dr Taniguchi 他)
- 歯周形成外科(Dr Giovanni Zucchlli)
- 日本口腔外科学会総会
海外研修履歴
- Dr Sang-choon Cho他(NYU ニューヨーク)
- ICOI シンポジウム(コロンビア大学 ニューヨーク)
総院長インタビュー
なぜ歯科医師になろうと思ったのですか?
父親の影響が大きいと思います。父は歯科技工士でした。入れ歯を毎日朝早くから、夜遅くまで作っていて、小さいころ遊んでもらった記憶があまりありません(笑)。経済的にもあまり裕福でなく、大変な仕事だなと子供心に思っていました。
でも父はいつも言っていたんですね。「入れ歯で悩んでいる患者さんはいっぱいいる。その方が良い入れ歯と出会っておいしくご飯が食べられて、感謝を頂ける。こんな素晴らしい仕事はない。いつも楽しくてしょうがない。」と。
当時の僕は父の伝えたい意味が理解できませんでしたが、歯科医師として開業した今、仕事とはなにか、一番重要なことはなにかという価値観は、父の影響が大きいと思います。
高校生まではプロサッカー選手になりたいと思っていたんですが、ちょっと難しいかなと思い、父を助けたい気持ちと、専門職ならば堂々と生きられるかもしれないという気持ちで広島大学歯学部に入学しました。
歯科医師としての成長の過程を振り返ると?
卒業して京都大学の口腔外科に入局しました。外科に憧れていました。
京都大学口腔外科は、口腔がん、顎再建外科(マイクロサージェリーを含む)顎関節手術、外科的矯正手術、インプラント、各おのおのの専門家が高いレベルで臨床を行っていました。朝から深夜まで研修医室にこもり、日々勉強、診療。そういう環境でありがたかったです。
どんな先生に指導を受けてこられたのですか?
日本の外科的矯正手術の草分け飯塚忠彦教授です。個性の強い専門集団をやわらかい物腰で、人徳で束ねる姿。憧れでした。スペシャリストにも関わらず、飯塚先生はいつも口を酸っぱくしていっていた言葉は手技のことではなかったんですね。「患者様が診療室に入ってきたら、入ってくるところから全部くまなく観察しなさい。顔色、歩き方すべて、そこから良質な診療は始まる。」と。
われわれ歯科医師はともすると口の中だけを見がちです。患者様のすべてを診るべきだという考えは今でも、大切にしています。飯塚先生、横江先生の指導のもと、2010年に日本口腔外科学会認定専門医として役割をいただくことになりました。
患者さんに対する姿勢、診療スタイルはいかがですか?
まずは、患者様のお話をしっかり聞くことを大切にしています。そのうえで、その方がお口の健康を取り戻すために最善なことをやりきるということですね。
一つには見通しを伝えることです。悪くなるのには必ず原因がありますので、その原因を追究し、その後どのような見通しになるのかしっかり伝えます。具体的に言いますと、患者様は10年後もしくは20年後のご自身の歯が何本くらい損なわれているかの想像ができないことが多いのです。よってデータを示しながら、何年後にはこのあたりの歯が抜けている可能性がありますから、その時には「このような治療が必要になる可能性があります」とお伝えします。患者様にとってつらい情報でも、しっかりお伝えし、見通しを理解していただくことが大切だと考えています。そうなりたくない気持ちが芽生えてきて、今からどうすればよいですか?と患者様からご質問を受けることができて、そこで初めて患者様とわれわれが患者様の問題解決することができる信頼関係をもったチームになることができます。
見通しをお伝えでき、チームが形成できると、必然的にそうならないように予防しましょう。という話になりますね。ここで予防歯科の重要性が共有できるようになります。予防歯科はとても進んでいます。以前では管理できなかった状態でも、いまでは機能させながら歯の保存がかなりできるようになっています。もちろん患者様の努力も重要で、日々のメンテナンスが大切です。また歯科衛生士の役割も大きいです。当院では、7名の歯科衛生士が活躍してくれていますので、心強いです。
お口の健康を生涯保つ予防には何が大切でしょうか?
口腔外科医として、難度の高いインプラント治療に携わらせていただいておりますが、だからこそ感じることは予防の重要性です。やはり病気には原因がありますので、その原因を可能な限りとりのぞくことです。それには、幼少期から歯科医院にかかり、虫歯にならないことが当たり前にしなくてはいけません。また15歳までにかみ合わせの不正を治す事がとても重要です。かみ合わせが悪いと、虫歯になりやすくなりますし、口腔内の清掃も難しく、管理が大変です。なので小学校低学年までにかみ合わせの異常がみつけられたら、より少ない負担(費用も時間)で治療を開始することができます。
また、6歳でそのかみ合わせの異常がある子供は実に全体の40%もいて、そのうちわずか10%しか矯正治療を受けていないことがわかっています。異常があって治療を受けていない90%のお子様になんとか治療を受けてもらって、その子の生涯のリスクを少なくすることに努力したいのです。特に受け口や、顔の非対称、がたがたの歯並びは、歯周病、虫歯のリスクが高まり、お年を召されてからかなりの確率で歯が抜けてしまいますので、そういう情報、教育はとても大切だと考えています。
最後にメッセージをお願いします。
歯科医院は、なるべくいきたくない、お世話になりたくないところという認識を少しでも払拭したいです。歯科医院は悪くなったらいくところではなく、悪くなりたくないからいくところです。予防の治療はものすごく進歩しています。お口の健康を心から願う方々にとって、最良の医院であり続ける努力をしていきます。ぜひ一度ご相談にいらしてください。
臨床論文(1998年~2009年)
- 顎矯正手術における骨接合チタンマイクロプレート(CMSR)の使用
青井陽子、横江義彦、中村信一郎、楠元貴司、高橋 克、安田真也、飯塚忠彦
日本顎変形症学会雑誌(2002年4月 巻12 号1 頁42~46)
Langerhans' cell histiocytosis confined to the jaw
Nakamura S、 Bessho K、 Nakao K、 Iizuka T、 Scott RF.
Journal of oral and maxillofacial surgery 2005 7 63 7 989~995 - 歯科用コーンビームCT画像を用いた顎変形症患者の下顎枝厚さの検討
中村信一郎、横江義彦、中尾晶子、川村紀子、青井陽子、飯塚忠彦
日本口腔外科学会雑誌(2006年10月 巻52 号10 頁574~577) - 下顎枝矢状分割法における新たな口内法スクリュー固定とその安定性について
中村信一郎、横江義彦、青井陽子、竹脇 恵、花井眞希、飯塚忠彦
日本口腔外科学会雑誌(2007年3月 巻53 号3 頁49~52)
一般講演
- 下顎頭過形成により上下顎非対称を呈した2症例
中村信一郎、横江義彦、青井陽子、福田多栄子、安田真也、楠元貴司、村上賢一郎、 飯塚忠彦
第11回日本顎変形症学会総会(2001年5月11日) - 上唇の知覚異常から頭蓋内腫瘍が発見された1例
中村信一郎、石倉信造、多賀智治 島根県歯科医学会(2003年2月1日)
- 術後の進行性下顎頭骨吸収が予想された変形性顎関節症を伴う小下顎症に対して下顎骨延長法を施行した症例
中村信一郎、青井陽子、横江義彦
第48回日本口腔外科学会総会(2003年10月24日) - 口内法による下顎枝矢状分割法のスクリュー固定の試み
中村信一郎、青井陽子、横江義彦、村上賢一郎、飯塚忠彦
第14回日本顎変形症学会総会(2004年5月26日) - 歯科用コーンビームCTを用いて評価した顎変形症患者の下顎枝形態について
中村信一郎、横江義彦、青井陽子、飯塚忠彦
- 第一回早春塾OB会